その後、小学校を中心にスクールゾーン交通規制となり、さらに生活ゾーン交通規制が展開することになる。これらの交通規制は、外部者の侵入を防ぐ効果がある一方、地区内の住民にとっては、迂回など不便な交通規制であるため、自動車の普及とともに反発の声も大きくなった。すなわち、交通管理者が地区のためにと導入するこの管理手法も全ての人にはよいとは限らないのである。

 オランダの「ボンエルフ」やドイツの「ゾーン30」といった30ZONEONEゾーン速度規制入出口の標識ゾーン30の速度規制標識地区管理手法は、「都市の部屋」の中を走行する車の速度を物理的に抑制すること、来客やセカンドカーのために従来からの車線を削減して、路上での『駐車空間』を生み、かつ『歩行空間』を生み出すこと、さらに植栽によって『みどり空間』の確保に努めている。これらの手法の日本との違いは、最終的には住民の判断が下されることである。